フリーランスエンジニアの手取り収入を解説|保険料と税金、会社員との比較

フリーランスは収入良いって聞くけど、
経費とかで手取りは減るんでしょ?

そんなお悩みにお答えします。

結論から言うと、同じ収入ならフリーランスのほうが手取りは少なくなります。
会社員と比べてどのへんが変わるのかについて解説していきます。

この記事の著者

✔現役フリーランスエンジニア
✔給与計算ソフトのインストラクター経験あり。一般人よりは給与に詳しいです。

会社員とフリーランスの手取りの違い

会社員とフリーランスで負担する金額が異なるものについて以下の3つを紹介します。

  1. 健康保険(-)
  2. 年金(+)
  3. 経費(+-)

会社員と比べて負担が増えるものは(ー)、減るものは(+)をつけています。

健康保険(ー)

フリーランスの健康保険の負担額は、会社員と比べてだいたい1.7倍になります。

健康保険の負担
会社員半額
フリーランス全額


会社員の場合、健康保険の半分を会社が負担してくれています。
フリーランスは全額自己負担となりますので、たくさん払わなければいけません。

保証も会社員のほうが手厚い?

フリーランスは国民健康保険に加入しますが、
会社員の場合、会社で指定された保険組合に加入します。

国民健康保険よりも保証が手厚いことが多いです。

前職では年間2万円分のカフェテリアポイントが貰えて、
そのポイントで検診を受けたり健康グッズを買えました。

年金(+)

フリーランスの年金の支払いは、会社員と比べて減ることが多いです。
実際の支払いは、月額16,540円(令和2年)です。

会社員の場合、標準報酬月額×料率で決まります。

標準報酬月額とは・・
会社に勤める人が会社から支給される基本給のほか、役付手当、通勤手当、残業手当などの各種手当を加えた1ケ月の総支給額(臨時に支払われるものや3カ月を超える期間ごとに受ける賞与等を除いたもの)

日本年金機構「標準報酬月額は、いつどのように決まるのですか。」より引用


以下、標準報酬月額と年金負担額の対応表です。

標準報酬月額負担額フリーランスとの差額
200,00015,900-640
220,00017,490+950
240,00019,080+2540
260,00020,670+4130
280,00022,260+5720
300,00023,850+7310
320,00025,440+8900
340,00027,030+10490
360,00028,630+12080
380,00030,210+13670
日本年金機構「保険料額表(令和2年9月分~)」を元に筆者作成

標準報酬月額が220,000円以上なら、フリーランスのほうが安くなります。

フリーランスと会社員の年金の違い

会社員は国民年金と厚生年金の2つに加入し、フリーランスは国民年金のみに加入します。

フリーランスは厚生年金に加入しない分、年金の負担は減ります。
もちろん、年金の支給額も少なくなります。

会社員の半分以下!?フリーランスの年金事情と対策

経費(+-)

経費は、フリーランスにとってお得である面と損である面があります。
私はどちらかというと得していますが、人によるのでなんとも言えません。

会社員なら会社が支給してくれるもの(-)

会社員なら自分で買わなくていいものです。
フリーランスだと自己負担で購入しなきゃいけないので、単純に損です。

以下のものがあります。

  • ボールペン・名刺等の消耗品
  • パソコン
  • 仕事に必要なソフト(Office等)

会社指定である必要がなく、完全に自分の好きなものを買えるというメリットもあります。

会社員だと経費にならないもの(+)

どっちにしろ支払うけど、フリーランスの場合経費にできるものです。
経費にした分税金が安くなるので、得と言えます。

こんなものが該当します。

  • 家賃
  • 水道光熱費
  • ポケットWifi

フリーランスの経費事情については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

どこまでが経費?フリーランスエンジニアの経費事情を生告白

額面30万でのフリーランスと会社員の手取り額の比較

正直色々前提が異なるので、全く同じ条件で手取りを比較することは難しいです。
無理やり比較すると、以下のようになります。

・前提条件
サラリーマン:独身30歳
フリーランス:毎月の売上40万、経費10万

額面社会保険税金手取り
会社員30万4.3万1,7万24万
フリーランス30万4.5万7万18.5万
AI drops 「フリーランスエンジニアの手取り収入を解説|保険料と税金、会社員との比較」より

会社員のほうが6万近くも多い!

あくまで「無理やり比較すると」だからその点忘れないでね。

フリーランスで手取りを増やすコツ

フリーランスは会社員よりも手取りを増やしやすいです。
フリーランスだからこそ使える、手取りを増やすコツをご紹介します。

経費をもれなく計上する

経費を計上することで、節税になります。
仕事に関連する支出は、漏れなく経費に計上しましょう。
会計ソフトはマネーフォワードがおすすめです。

控除を利用する

以下、会社員では利用できない控除の一例です。
控除も経費と同様、節税に繋がるため、うまく使うと手取りを増やすことができます。

  • 青色申告控除
  • 国民年金基金・小規模企業共済

終わりに:それでも私はフリーランスを続けます

フリーランスエンジニアと正社員エンジニアの手取りの違いについてご紹介しました。

同じ額面なら正社員に軍配があがります。
それでも私がフリーランスを続けるのは、以下の理由があります。

  • 時給で換算すると単価が大幅に上がった
  • 時給が上がった分、少ない時間で生活費を稼げる
  • 他の時間でスキルアップや事業の育成等に本腰を入れて取り組める
  • 人間間家のストレスが少ない
  • 自分で自分の人生の方向性を決められる

フリーランスと会社員、どちらがより優れているということはなく、一長一短です。

フリーランスになろうか迷っている方は、
両方のメリット、デメリットをしっかり理解した上で選択することをおすすめします。

フリーランスエンジニアの現実は地獄?メリットデメリットを現役がぶっちゃけます。

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