【元社員が語る】SIerはつまらない?6つの理由と解決策

SIerがつまらないって本当?

SIerに入社したけど、仕事がつまらない・・どうすれば?

そんなお悩みにお答えします。

この記事の著者

✔新卒でSIerに入社。7年間勤める
✔現在はフリーランスエンジニア。週2-3で40万稼ぐ生活を実践中

私自身はSIerでそれなりに楽しく仕事できていました。
一方で「つまらない」と思うことももちろんあり。

そこで、この記事では私が実際にSIerで7年働いた経験をもとに、「SIerがつまらない理由と解決策」についてご紹介していきます!

この記事を読めば・・

✔SIerが「つまらない」と言われる理由
✔「SIerがつまらない」の解決策

がわかります!

SIerがつまらない理由6選

まずはじめに、SIerがつまらない理由について以下の6つをご紹介していきます。

  1. 技術軽視の現場
  2. プログラミングしない
  3. Excel・Word職人
  4. 新規開発がほとんどない
  5. お客さんのいいなり
  6. 新しい技術に触れる機会が少ない

1.技術軽視の現場

SIerではエンジニアとしての技術力は重要視されません。
大切なのは営業力、コミュニケーション能力、丸投げ力(造語)でした。

技術のないエンジニアでも仕事が回る仕組みになっているので、SIerで大事なのは「いかにその仕組をうまくつかうか」です。その仕組を有効活用できるほど、成績は伸び出世します。

SIerのエンジニアにいかに技術がないか、実際にあったエピソードをご紹介します。

エピソード1:「フレームワークってなんですか?」

この仕様だとフレームワーク使えないんで工数かかっちゃいますよ。

エンジニア

フレームワークってなんですか?

Oh…

エピソード2:素人レベルのトラブルシューティング力

エンジニア

システムが起動しないんです~

・他のパソコンで起動できるか
・再起動してみて起動できないか
・ネットがつながっているか
この辺試しましたか?

試してないです、やってみます。

Oh…

これ、本当にあった「エンジニアとの会話」です。営業とかお客さんとの会話じゃないですよ?
フレームワークも知らない、トラブルシューティングもできない。
そりゃつまらんでしょ。。

2.プログラミングしない

SIerでは基本的にプログラミングをしません。
プログラミングは開発会社に依頼(丸投げ)します。

ゴリゴリに開発がやりたくてSIerに入社した場合、絶望することになるでしょう。

プログラミングなどの技術力は、下請けの開発会社の人たちのほうが高いです。
ただ、開発会社には「お客さんとの打ち合わせ」(要件詰めたり価格交渉したり)が苦手な人も多い模様。

技術力営業力コミュニケーション能力
SIer低い高い高い
開発会社高い低い低い
SIerと開発会社の比較

一応、SIerと開発会社お互いの弱点を補い合う形でWin-Winにはなっています。

一般的にSIerは会社として営業力が高い(仕事を自社でとってこれる)ことが多いです。でもプログラミングはできない。開発会社はその逆です。営業力が低くて、プログラミングはできる。

結果、「開発会社がSIerから開発のお仕事をもらう」という構図が成り立つのでしょう。

開発会社の人は基本的に「プログラミングができない人の書いた設計書」を基にプログラム作ることになります。きつそう。。

3.Excel・Word職人

「プログラミングしないで何するのか」って言うと、ExcelやWordで管理資料や設計書作りです。

Office製品で作る資料の例
  • スケジュール管理表(Excel)
  • テスト仕様書(Excel)
  • 設計書(Word)
  • 提案資料(PowerPoint)

現場にいたころは、机に座っている時間の6割以上Office製品とにらめっこしてました。

エンジニアになって、ExcelやWordを極めたい!

こんな人います?いたら「ん?おかしくね?」ってなりますよね。
でも、実際ExcelやWord極めたいならSIerは逆にありかもしれません。

4.新規開発がほとんどない


歴史あるSIerほど、新規開発は少なくてほぼ過去に作ったシステムの再利用になります。

似たような過去案件見つけて、ちょっと直して完成!てへぺろ☆

5.お客さんのいいなり

業務効率化のために色々提案できるのかと思いきや、わりとお客さんのいいなりです。

例えば「ドットプリンター」をご存知でしょうか?
先祖代々伝わる、複写式のプリンターです。

  • アホみたいにでかい
  • アホみたいにうるさい(トラウマレベル)
  • アホみたいに高い(5万以上がざら)
  • いちいち専用の用紙を買わないといけない(もちろん高い)

こんなの、レーザーとかインクジェットのプリンタに切り替えたほうが絶対いいじゃないですか。
でも切り替えるのは至難の業だったりします。
試しに、お客さんに提案してみましょう。

ドットプリンタやめて、レーザープリンタに切り替えましょう!
維持費も安いし、音も静かです!

お客さん

主要な取引先も使っているから、変えられないんだよね・・

Oh…

お客さんとのつながり」や「商習慣」を持ち出されたら、詰みです。
明らかに非効率だとわかっていても、従うしかない。

「他に効率的なやり方がある」と知りながら作るシステムは、わりと地獄です。

なんのためのシステム・・・!!!

6.新しい技術に触れる機会が少ない


SIerでは効率よく案件を回すことを重視するため、基本的に使うのは枯れた技術ばかりです。
新しい技術を取り入れるのは、市場に出回って十分な実績ができた(要するに枯れた)あと。

SIerで働いていた時に衝撃を受けたエピソードをご紹介します。

クラウド上に大事なデータを置くなんてとんでもない

著者のいたSIerの社長

「主力ソフトをクラウド上で稼働できるようにする」みたいな話の時に、
社長のこの「クラウド上に大事なデータを置くなんてとんでもない」の一言で延期になったとか。

これ確か2015年とかの話です。
「銀行にお金を預けるなんて危険だ!」と同レベルです。

最近ようやくクラウドへの移行が進み出したらしいです。遅っ

「実績ないからだめ」を何度言われたことか・・
SIerでは実績=「利用するもの」で、「作るもの」ではありません。

「SIerがつまらない」の5つの解決策

つづいて「SIerがつまらない」人に向けて、5つの解決策をご紹介していきます。

  1. 技術を身につける
  2. 提案する姿勢を持ち続ける
  3. Officeを極める
  4. 会社が回る仕組みを研究する
  5. とことん浮いた存在になる
転職は解決策?

上記5つに、「転職して会社を変える」は含めていません。
SIerだからこそ学べることは確実にあるからです。

まずは①~⑤を実践し、SIerで得られるものを得ましょう。
転職はそのあとです。

「つまらない」という理由で転職しても、未来は明るくないです。

1.技術を身につける


技術軽視のSIerでは、当然技術力のあるエンジニアは少なくなります。
その中で技術を身につけることは、強力な武器になります。

技術があると仕事で見える景色も広がります。今よりも楽しくなること間違いなし。

技術の身につけ方
  • プログラミングを学ぶ
  • 資格を取得する
  • 技術書を読む

プログラミングを学ぶ

プログラミングのできるエンジニアになりましょう。
実務で使わなくても、SIerがプログラミングを学ぶことにはメリットがあります。

プログラミングができると・・
  • 作成する設計書・テストの品質が上がる
  • 開発会社の人と技術的な会話ができるようになる
  • 社内の人から相談を受けるようになる

資格を取得する

資格を取りましょう。
私も入社から4年間で4つの高度情報処理の資格を取りました。

資格手当を月24,000円もらえる、社内で一目置かれるなど色々メリットはありましたが、
一番は「勉強する習慣が身についたこと」です。

今私がフリーランスとしてそれなりに成功できているのも、勉強する習慣のおかげだと思っています。
「勉強する習慣」は人生を変えます。

資格取得のメリット
  • 知識の幅が広がる
  • 実務から得られる経験値が増える
  • 勉強する習慣がつく
  • 資格手当がもらえることも

技術書を読む

本をたくさん読みましょう。
技術書で学んだことが実務に活かせたときの気持ちよさを、ぜひ味わってほしいです。

SIerの実務に直結するものとして、「要件定義」や「設計書」、「プロジェクトマネジメント」など上流工程に関する本がおすすめです。

2.提案する姿勢を持ち続ける

「枯れた技術大好き」「お客さんの御用達になりがち」など、あなたが腐る要因はたくさんあります。
それでも、腐らずに提案する姿勢を持ち続けましょう。

(先輩に向けて)こんな技術見つけたんですけど、今の課題の解決に約立ちませんかね?

(お客さんに向けて)大変かもしれませんが、業務フローを見直してみませんか?

ほとんどの提案は通らないかもしれません。
それでも、いくつかの提案は必ずいつか通ります。

「どうせ却下されるし」と受け身になったら、もう何も変わりません。
あなたの提案で、何か変えられるかもしれないのです。

提案がとおった時の喜びはひとしお。
腐らず思考停止せず、自分がベストだと思う案を提案し続けましょう。

3.Officeを極める

つまらない理由で「Office職人」をあげましたが、いっそのことOfficeを極めてみましょう。
実務で使うとはいえ、SIerの中でExcelやPowerPointについて本気で勉強している人はほとんどいません。

例えばこのスピードでExcelが操作できたら、楽しくなりそうじゃないですか?

など極め方もさまざま。ドキュメンテーション能力は、どんな仕事にも活きます。

4.会社が回る仕組みを研究する

「開発丸投げ」「再利用ばかり」「枯れた技術を好む」
実はこれら全て、効率化につながっています。

文句を言うだけじゃなく、どうせならこれらの仕組みを研究しちゃいましょう。

会社員として会社が回る仕組みを学んでおけば、
独立したり経営層として自分が会社を回す側になった時に必ず役に立ちます。

フリーランスになってからわかったこと

フリーランスになって、案件やってみてわかったのですが、
システムを1から作るのはめちゃ大変です。開発も「もっと技術力ある人にお願いしたほうがよくない?」ってなんども思いました。

「再利用」や「開発丸投げ」などのSIerの仕組みって実はめちゃくちゃよくできていたんだな、と関心しました。
この仕組みを肌で感じ取る機会って、多分会社員のうちしかできないです。

5.とことん浮いた存在になる

最後は番外編です。

  1. 技術を身につける
  2. 提案する姿勢を持ち続ける

この辺を実践していると、社内で浮いてきます。
浮くことを喜んで受け入れ、むしろ自分から浮いた存在になりましょう。

周りに合わせる必要は一ミリもありません。
むしろ周りがやっていないことを積極的にやりましょう。

会社に煙たがられても気にする必要はありません。
あなたはあなたです。歯車でもなんでもない。

最低限のルールには従いつつ、あなたの考えを持って行動し続けましょう。

終わりに:仕事がつまらない原因はあなた自身?

以上、SIerでの仕事がつまらない理由と解決策についてご紹介してきました。

まとめ

SIerでの仕事がつまらない理由

  1. 技術軽視の現場
  2. プログラミングしない。開発は他社に丸投げ
  3. Excel・Word職人
  4. ほぼ再利用。新規開発はほとんどない
  5. ただの御用聞きになりがち
  6. 枯れた技術大好き、新技術大嫌い

解決策

  1. 技術を身につける
  2. 提案する姿勢を持ち続ける
  3. Officeを極める
  4. 会社が回る仕組みを研究する
  5. とことん浮いた存在になる

SIerの仕事自体につまらなくなる原因があることも確かですが、
一番の原因は「つまらないと思っている自分自身」だったりします。

逆に言えば、「楽しもう」と考え方を変えるだけで、仕事が楽しくなる可能性も。

私は今でこそフリーランスエンジニアをやっていますが、会社員としての日々はかけがえのない思い出です。
大変なこともつまらないこともたくさんあったけど、それ以上に楽しかった。


「SIerでの仕事がつまらない」となげいているあなたにも、どうか楽しく過ごしてほしい。
そんな思いでこの記事を書きました。

少しでもお役に立てたなら幸いです。

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